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カンボジアの子ども・若ものたちに教育支援を! アンコール遺跡の修復・保全につながる人材育成を!
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開校式紹介の北日本新聞記事(2006.5.4)

5月6日の開校式に先立ち、北日本新聞(本社:富山市)に、『カンボジア 遺跡修復 人材育成を』、『県人が結束 学校開設』、『中川救済団長(早大教授 富山出身)を同級生応援』、『基金設立 6日開校式』と「アンコールやまなみ塾」のことが紹介されました。

カンボジア・アンコール遺跡の修復保存に取り組む早稲田大学理工学部教授、中川武さん(61 富山市出身)と、富山大付属中、富山中部高の同級生らが中心となって、現地のアンコールクラウ村にフリースクール「やまなみ塾」を開設する。5月6日に開校式があり、関係者は「遺跡の修復や保全を担う人材を育てたい」と期待している

中川さんは平成6年から、日本政府アンコール遺跡救済チーム団長として、遺跡の修復保存にあたっている。将来はカンボジア人による修復を目指しているが、現地では学校に行かない子供たちも多く、教育の充実が必要とされてきた。

こうした現状を知った中川さんの中学、高校時代の友人たちが昨秋、カンボジアの子供たちを支援する基金「アンコールやまなみファンド」を設立。事務局は東京・渋谷に置き、日本の小中学生に当たる子供たちを対象にしたフリースクールの開設準備を始めた。

支援の輪は同級生以外にも広がり、現在、41個人・団体が基金に協力する。260万円をかけて建設した木造平屋建ての校舎には現地の元教員が常駐。現地のNGO(非政府組織)と協力しながら運営し、生徒は50人規模で、読み書きや算数、英語などの基礎的な学習を支援する。

校名の「やまなみ塾」には、立山連峰のような気高い人材を育成するとの思いを込めた。開校式には日本から14人が参加する。事務局長の山岡直子さん(61 富山市出身)は「現地の人たちで遺跡を守り続けていくのが本来の姿。時間はかかるだろうが、人材育成につながる活動をしたい」と強調。中川さんは「昔の仲間から支援の声が上がりうれしい。地域の核、将来の夢づくりの場になれば」と話している

問い合わせは歴史文化交流フォーラム内のやまなみ事務局、電話03(3400)1216。

写真

完成直後のやまなみ塾の写真を紹介します。